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2022/12/15
<メールマガジン>
【株式会社ヒューマンアイ通信】Vol.122 2022年 11月号
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☆ 株式会社ヒューマンアイ メルマガ Vol.123 ☆
2022年12月配信
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平素より格別のお引き立ていただき誠にありがとうございます。
現在弊社サービスをご利用いただいているお客様および、以前ご
訪問をさせていただきました企業様へ向けて、人材ビジネス関連の
有用な情報をご提供させていただく趣旨にて、本メールマガジンを
送信させていただいております。
今後の人材サービスの有効的なご利用への一助となれば幸いと存
じますので何卒よろしくお願い申しあげます。
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1.外国人材の獲得・一人当たりのGDP:7,000ドルの転換点
~「送り出し国」から「受け入れ国」へ~
2.ちょっとブレイク
~お役立ち?・おもしろ情報のご紹介~
『弘前ねぷたと青森ねぶたの違いについて』
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■1.外国人材の獲得・一人当たりのGDP:7,000ドルの転換点 …
~「送り出し国」から「受け入れ国」へ~
日本では、1990年代から特に製造業ではアジア圏を中心に生産拠
点を構える流れが加速してきました。
これは、進出地域での需要を見込んでとの面もありますが、一人
当たりのGDP・人件費が低い国で労働コストを抑える点が最大の目
的と考えられます(GDP=国内総生産:国内で一定期間内に生産さ
れたモノやサービスの付加価値の合計額)。
同時に、これらの国から高収入が得られる日本に働きに来る外国
人の数も増え、少子高齢化で労働力人口が減少している日本の「働
き手」として期待が大きいところです。
しかしながら、これまでは、一人当たりのGDPの格差から日本や
韓国等が「受け入れ国」となり、アジア圏の途上国が「送り出し国」
としての構図ができておりましたが、これらの国でも経済発展が進
み、いまや中国は「受け入れ国」に転換している状況です。
この目安として、一人当たりのGDP:7,000ドルが人材の送り出し
国から受け入れ国への転換点になっていると言われております。
かつて日本へ来る技能実習生の最大の送り出し国であった中国は、
2013年に一人当たりのGDPが7,000ドル超えました。この年から技能
実習生は減少に転じ、2011年の49,311人をピークに2019年には
34,685人と約3割も減少しております。
その後中国に代わり最大の送り出し国となったベトナムは、国際
通貨基金IMFによると2022年に一人当たりのGDPが4,160ドルを見込
まれております。また2027年には6,600ドルになることが予測され
ていることから、2030年代初めには7,000ドルを超えるのではと考
えられます。
あと10年もすれば日本での就業希望者が減少する可能性がござい
ます。
主な送り出し国の新規入国者数と一人当たりのGDPを以下に示し
ます。
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▼技能実習1号の新規入国者数(人):入管白書「出入国在留管理」
ピーク(年) 2019年 2020年
中国 49,311(2011) 34,685 11,049
ベトナム 91,170(2019) 91,170 41,341
インドネシア 15,746(2019) 15,746 8,261
フィリピン 13,839(2019) 13,839 5,119
ミャンマー 6,460(2019) 6,460 3,543
▼一人当たりGDP 現在の価格(米ドル):国際通貨基金IMF
2017年 2022年(比) 2027年見込み(比)
中国 8,760 12,970(148%) 18,830(145%)
ベトナム 2,960 4,160(141%) 6,600(159%)
インドネシア 3,890 4,690(121%) 6,620(141%)
フィリピン 3,150 3,600(114%) 4,820(133%)
ミャンマー 1,180 1,100( 93%) 1,440(131%)
ネパール 1,050 1,290(123%) 1,810(140%)
スリランカ 4,400 3,290( 75%) 不明
カンボジア 1,450 1,770(122%) 2,530(143%)
バングラデシュ 1,840 2,730(148%) 4,170(153%)
(参考)日本 38,900 34,360( 88%) 42,350(123%)
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上記のとおり、現在の主要送り出し国であるベトナムのみならず、
インドネシアも2030年代には7,000ドルを超える可能性があると見
込まれ、あと10年もすれば日本での就業希望者が減少する可能性が
ございます。
併せて、現在の円安が継続することがあれば日本での実質賃金が
減少するため、今後は人口減少が迫り受け入れ国となった中国との
人材獲得競争も予想されます。
このような状況下で、「ネクストベトナム」として名前が挙がる
のは、ネパールやミャンマー、スリランカ、カンボジア、バングラ
デシュです。
これらの国々は、まだまだ一人当たりのGDPが1,000~2,000ドル
代であることから日本での就業者が今以上に伸びることが見込まれ
ています。
弊社では、「ネクストベトナム」に対応するため、ネパールでの
特定技能職業訓練校「SEWA Nepal」を筆頭とした現地の人材を獲得
するとともに、日本国内に在留されている方々にもアプローチする
べく、多くの通訳を採用しております。
また、上記の「ネクストベトナム」候補となっている国々の外国
人採用も検討中でございます。
今後、皆さまの人材獲得に向けて弊社がお役に立てることがござ
いましたら、何なりとお申し付けいただけますと幸いでございます。
※出入国在留管理庁HP:入管白書「出入国在留管理」
https://www.moj.go.jp/isa/policies/policies/seisaku_index2.html
※国際通貨基金IMF HP:国別情報
https://www.imf.org/en/Countries/
<文責:アウトソーシング・ソリューション部 横田 祥一>
■2.ちょっとブレイク ━━━━━━━━━・・・・・・………
~お役立ち?・おもしろ情報のご紹介~
『弘前ねぷたと青森ねぶたの違いについて』
仙台営業所の浅利と申します。
今回はご存じの方も多いとは思いますが、青森で夏の風物詩でも
あるねぷたまつり、ねぶた祭についてお話させていただきます。
私自身生まれも育ちも青森県でありまして、中でもねぶた祭が盛
んな青森市出身で、高校生活を送った出身校や結婚後の自宅はねぷ
たまつりが盛んな弘前市にございます。
現地ではテレビで放映されるほど有名なねぷたまつり、ねぶた祭
には、子供の頃から参加しておりました。
そこで、ねぷたとねぶたの違いに触れてみたいと思います。
ねぷた・ねぶたは青森県のさまざまな地域で開催されています。
コロナ前は、青森県内だけでも40を超える地域で行われておりまし
た。
祭りの時期が近付いたりテレビ番組やインターネットで取り上げら
れると、ねぷた(neputa)とねぶた(nebuta)って何が違うの?こ
の疑問はいろんなところで話題に上がり、Twitter等でもよく目に
します。
そこでは、【ねぷたは扇型】で【ねぶたは人形型】です!など、
「形状によって名前が違う」という情報を見かけます。しかし、地
域の詳しい人に聞くとこの説明は本質ではないようです。
この誤情報の原因は、有名な二つのねぷた・ねぶた祭である「弘
前ねぷた」「青森ねぶた」のイメージから来る勘違いだと思われま
す。
確かに、「弘前ねぷた」は扇型、「青森ねぶた」は人形型という
イメージがあります。
しかし、弘前ねぷたまつりにも人形型のねぷたが出たりします。
他にも五所川原立佞武多の読みは、「ごしょがわらたちねぷた」が
正式であり、人形型がメインのねぷたです。
実は、呼称の違いは形状ではなく、もともとの呼び名の由来は同
じで、地域によって訛り方に違いが生まれ呼び名が分かれたようで
す。
青森市を中心に「ねぶた」が、弘前市を中心に「ねぷた」が使わ
れています。
それでは、弘前ねぷたと青森ねぶたの違いを見て行きたいと思い
ます。
◆弘前ねぷたまつり
(祭り期間:8月1日~8月7日)
・表記は弘前ねぷたまつり(祭りではなくひらがな)
・地域の町会が運行団体
・大半が扇型で、例年80台前後の参加がある(今年は51団体)
・高さは大型のもので6m~10m弱
・子供たちがねぷたを引く
・ゆったりしている
・掛け声は「ヤーヤドー」
◆青森ねぶた祭
(祭り期間:8月2日~8月7日)
・表記は青森ねぶた祭(送り仮名がつかない)
・企業からの協賛もしくは企業が運行団体
・人形型がほとんどで、例年20台ちょっとの参加(今年は17団体)
・高さは4~5mで横に広い(9m)
・ひき手がねぶたを引き、扇子持ちという人が動きを指示する。
・ハネト(跳人)が存在する。(衣装を用意すれば気軽に参加可)
・盛り上がりがある。
・掛け声は「ラッセー(ラー)」
弘前ねぷたは町会が運行団体でハネトが存在しない。青森ねぶた
は企業からの協賛もしくは企業が運行団体でハネトが存在すると大
きな違いがあります。
コロナの影響で中止が続いておりましたが、今年は3年ぶりに開
催しました。来年は是非皆さんも青森県へ足を運んでいただき、い
ろんなねぶた・ねぷた祭りをご堪能いただければと思います。
<文責:仙台営業所 浅利 晋>
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発行責任者
株式会社ヒューマンアイ
狭山営業所 太田サテライト(営業推進担当) 羽根 英治
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